本の体裁で出版すれば全ての本が書店に流通するわけでは有りません。出版された本が書店で販売されるためには、最低限二つの条件が満たされていなければなりません。
その一つが日本図書コード(ISBN)や書籍JANコード(バーコード)の取得です。ISBNやバーコードの取得には出版者記号の登録申請が必要ですが、これは通常個人では取得できません。
例外的にISBNやバーコードが無くても書店に置いてもらう方法はあります。自分で書店に行って店主に本を置いてもらうようにお願いする方法です。
書店はISBNやバーコードがない本を売ってはいけないわけでは有りませんから、自費出版した本でも売れそうな魅力のあるものだったら置いてもらえるかも知れません。
実際にこの方法で1,000冊もの自費出版本を完売させた強者も存在します。
自分の作品を書店に流通させるために知っておかなければならないのは、出版社と書店を結ぶパイプ役の「取り次ぎ」と呼ばれる卸問屋の存在です。
取り次ぎの数は意外なほど少なく、日販、トーハン、大阪屋、中央社などが有名です。取り次ぎは個人など相手にしませんから、この取り次ぎとしっかり太いパイプで繋がっている出版社が流通に強い出版社だということができます。
本が出版されると出版社は見本を取り次ぎに持参して、何部取ってもらえるかの交渉をします。ここで何部取ってもらえるかは本の質にも因りますし、出版社の力にもよるわけです。
めでたく取ってもらえた本は、取り次ぎから全国の書店に配布されます。
自主出版本は取りたがらない(売れないのが定説なので)取り次ぎや書店も多いので、出版社が責任を持って編集・出版して、自信を持って取り次ぎに勧めてくれるような出版社を選ぶことが何より大切なのだといえるでしょう。
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