自費出版に意欲的な出版社は、定期的に相談会やセミナーを開催しているところが多いものです。
私が出版を依頼することになった幻冬舎ルネッサンスも毎週水曜日と木曜日が相談会になっていますが、実のところ一度相談会に出掛けて自費出版の作品について相談すると担当の編集者が付くので、編集者に直接連絡すれば他の曜日でも相談に乗ってくれることが分かりました。
こちらの出版社の編集者は一緒に良い本を生み出すという使命感が強いので、素人の私には少々手厳しくも感じましたが、一人前の作家として扱われているようで嬉しい一面も有りました。
出版費用は200万円と決して安くは有りませんでしたが、作家デビューの掛け橋としての自分への投資ということで納得することにしました。
時間が許す限り何度も編集者と相談を繰り返すうちに、本の書き方や自費出版についての知識もおのずと深まって、自分の中で自費出版するんだという感触が具体性を帯びて強まってくるのが感じられました。
いきなり原稿を書き上げて出版社に持ち込むのも一つの方法ですが、良い本・売れる本を模索しながら編集者と相談を重ねていくという方法が私には合っていたのだと思います。
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出版社と契約を交わした後、編集者の熱心なアドバイスや意見をもらいながら、ようやく原稿が出来上がって入稿すると今度は校正を行うことになります。
最初の校正は出版社が行うのでお任せになりますが、出版社での校正作業が終わると著者による校正です。
つい面倒になって「おまかせで」と言いたくなるのをこらえて、娘を嫁に出すような気持ちで「おかしなところはないか」「恥ずかしいところはないか」細かくチェックします。
校正は入稿した原稿を元に出版社が作ったゲラ刷りと呼ばれる初稿で行うことになります。
校正が終わって初稿を戻すと、出版社でさらに校正が行われた後いよいよ印刷・製本です。
毎日のように原稿や初稿に向き合ってコツコツ作業を続けていましたから、この期間ぽっと時間が空いてしまったような物足りない思いにとらわれます。
待つこと3週間。出版社から大きな箱が送られてきました。著者献本分の100冊が届いたのです。
箱を開けると綺麗な装丁の新刊本がぎっしり並んでいます。一瞬目を疑うような思いにとらわれたのは、この本の著者が自分だということを信じ切れない部分が有ったからでしょうか。
一冊を手に取ると初めて本を出版したんだという感慨が沸いてきました。
追記…
自費出版8ヶ月後に、めでたく重版が決まりました。はじめての個人出版で重版が掛かることは珍しいのだそうです。
頑張って取り組んだ甲斐がありましたと共に、忘れてはいけない出版初心者の私の作品をここまでグレードアップさせてくれた、幻冬舎ルネッサンスの編集者の皆様に感謝いたします。
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